【2018年度版】新車の下取りのカラクリについて

【2018年度版】新車の下取りのカラクリについて

新車の下取りが買取金額と比べて高い場合があります。
が、注意が必要です。高い理由が何かによって売り手の方が損をしている場合があるためです。

高いのに損をしている?という風に思われる方もいらっしゃるかもしれませんが理由によっては損をしています!

新車下取りが買取専門店よりも高い理由

理由その①:新車の値引き枠を余らせ、その分を下取り金額にプラスしている

理由その②:メーカーから新車販売促進キャンペーン等々で下取り車両の補助金が獲得できている時

理由その③:新車ディーラー会社によって買取事業や中古車販売事業に力を入れており下取りが強い会社もある

以上の理由がよくある理由です。理由その②と③に関しては顧客にとっても新車に乗り換える場合は便利で良い理由ですが、理由その①の場合は安く買い叩かれないよう注意が必要です。

それではそれぞれ解説します。


理由その①:新車の値引き枠を余らせ、その分を下取り金額にプラスしている

これはかなり新車ディーラーのやり方でかなり古くからあるやり方で、例えば極端な話をするとモデルチェンジを間近に控えた型の新車等で50万円の値引きが可能な新車があったとして15万を値引きで使い、残りの35万円を下取りに充当させるというやり方です。単価のある程度低い車だと35万円は大きいですよね?

買取専門店がいくら頑張っても太刀打ちできない価格となってしまうケースも私も経験があります。

例えばこの場合、値引き額50万円をいっぱいに使い車両を値引きした後に下取りを依頼するとどのようなことが起きるかは想像できますよね?一概には言えませんが、買取専門店の提示する買取価格が高くなる傾向にあるということです。

このカラクリを知らない場合は、「あそこの新車ディーラーは下取りが高い!」となるわけです。

このケースにならないようにする為に

最初は新車を買う商談のみを行い値引きを獲得をする方が良い

例えば、新車ディーラーの営業マンに乗っている車の下取りのことを聞かれたら「この車は家族が使うから売却する予定はない。」「この車は売らずに残しておいて家族が乗るかもしれないから見積もりは下取りはない状態で出して欲しい。」と伝えることで次に買う車体を安く買うことに特化し、更に売却予定の車を高く売ることが出来れば結果的に乗り換えに掛かる費用が大きく抑えることが出来る可能性があるということです。

新車ディーラーという漠然的な安心感を獲得できる強みがあるので売り手の方も信用をしやすい側面もあり、やり手の新車営業マンは新車売買の利益と下取りの利益の二重利益を獲得をするのがとてもうまいです。値引き幅は購入予定の新車に使ってもらい、売却をする車は個別で高く売却するという考え方を持つ意識が大切です。


理由その②:メーカーから新車販売促進キャンペーン等々で下取り車両の補助金が獲得できている時

理由その①が絡むことなく、理由その②によって高い下取り金額を獲得できる場合があります。メーカーは車を作ってディーラーに卸すという順番ですが、力を入れて生産しているモデルや売れ残りをどうしても吐きたい(売り切りたい)という場合にはディーラーに対し、該当車を売りやすくする為に下取りがある案件に対しては下取りを高くし新車販売台数を押し上げるキャンペーンを行うことがあります。

その場合は売り手の方が欲しい新車がその街頭である場合、理由その①を実践できた上で新車ディーラーの下取りが高いケースもあります。ただこの場合でも理由その①で記述した順番で話をして行かないと本当に下取りが高いかどうかがわかりにくいです。この場合、値引きを最大に獲得でき、なおかつ理由その②によって下取りが高い場合はかなり良い条件と言えるということです。


理由その③:新車ディーラー会社によって買取事業や中古車販売事業に力を入れており下取りが強い会社もある

こちらの理由も、理由その②同様に、理由その①を実践した上で、新車ディーラーの事業と買取専門事業を持っている会社が存在します。例えば、買取最大手ガリバーは実はBMWのディーラーも運営もしている会社です。その為、同じ会社が買取専門店と新車ディーラーを両方持っている会社が存在します。その為、新車ディーラーで行った査定情報が買取専門店の部署へ共有され、買取専門店の最高買取価格も同時に出せる背景を持っている会社も存在します。少し難しい話になりますが、新車を買う予定の会社が買取が強そうな会社なのかを実はネット等で調べることが出来ます。繰り返しとなりますがあくまでも理由その①の部分が絡んできますので売り手が行うべき商談は最初は新車を買う商談のみを行う方が良い。」というのはここでも変わりません。


いかがでしたでしょうか?新車しか購入されない方でも、新車ディーラーに相談を丸投げせずご自身で上記の状況を加味して商談を行うことによって売買によって大きな金額差が生まれる可能があります。

 

それを加味してどのようにすれば高い買取金額を獲得することができるのか?ということを
業界の裏側をシェアしつつお伝えしていますのでこちらの記事をご覧ください。

 

【2018年度版】車を高く売るためのセオリーを元業界人が解説!-売却方法の選択肢の詳細と組み合わせ編-

 

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